愛知県で医療現場に従事する看護師の働き方についてみてみよう。
看護師と言えば、労働環境の厳しさは一般的に知られているところである。しかしながら、国が推進する働き方改革なども相まって、愛知県看護師の労働環境や待遇などについても改善されつつある傾向だ。
例えば、有休のとりやすさや労働に対する拘束時間を見てみると、現場改善に力を入れている病院ほど、有休をとりやすい、定時で帰れるなどの傾向が高い。有給休暇については年間5日以上の消化が義務付けられたため、大幅にとりやすくなっている。
医療の複雑化や専門化が進む現状を考えると、自分の都合に合わせた取得は必ずしもできない可能性は残っている。看護補助員などの増員をしている病院でも、やはり人手不足感を感じているところは多く、休暇を取得できるタイミングは病院側と相談という看護師が多い。また、病院側が一方的に有給休暇取得日を伝えてくる病院もゼロではない。
時間外労働に関しても上限規制がもうけられた。これにより、過度な残業が制度上発生しなくなる傾向にある。しかしながら、例えば外科に勤務する看護師であれば、夜間の緊急手術への呼び出しなど、時間外の労働は依然として発生する現状は残っている。
病院側の人員配置や医療体制によるところも大きい部分はある。この場合、別途手当を支給したり、代休を取得したりできるケースもある。勤務時間インターバルは看護師の健康、敷いては患者の安全を守ることにもつながるため、積極的な導入をしている病院が愛知県にも多い。